女優の高石あかりさん。
2023年の第15回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を獲得するなど、現在21歳ですが実力も備わっており、これからの活躍から目が離せない若手女優さんです。
既に舞台や映画など多くの作品に出演していますが、演技を見た人から「演技が上手い」「すごい」等の声があります。
今回は高石あかりさんの演技がすごいと言われる理由について調べてみました。
【画像】高石あかりの演技力がうまいと言われる理由9選!
理由①役に入り込む
「役を知っていく時間、溶け込んでいく時間がすごい心地いい」
と高石さんは話しています。
映画「わたしの幸せな結婚」ではヒロインを虐げる異母妹の香耶役を演じましたが、いじめ役である香耶の内面にある「孤独」に触れ、「すごく悲しくて泣きそうになった」そうです。
意地悪な役どころだけを演じるのではなく、登場人物の内情も理解して役に溶け込んでいる高石さん。
その時間が高石さんにとって「すごく心地いい」時間なのでしょうね。
女優は小さい頃からの夢でもあったそうなので、全力で演技を楽しんでいるからこそ役に溶け込めるのではないでしょうか。
理由②感情を目で表現する
高石さんは「作品ごとに、自分のなかで芝居のプロセスを変えている」のだそうです。
映画「わたしの幸せな結婚」で香耶役を演じた際にはさげすみ、嫉妬、怒りなど負の感情を煮詰めたような鋭い目で見る人に恐怖心を与えるようにしたのだとか。
同映画での印象的なシーンがインタビューで紹介されていました。
とりわけ注目を浴びたのは、結婚する姉を蔵に閉じ込める場面。
スポニチ
カッと目を見開き、ゆっくりとした口調でなじった。
継母が姉の顔を水桶(みずおけ)に沈めるそばで、指先で桶の縁をなぞる演技で観客を引き込んだ。
顔は映っていない。
令嬢の上品さも感じるだけになお怖い。
高石さんは「体が動くよりも先に目に気持ちが出ることが多い」と話しています。
高石さんの大きな目は一度見たら記憶に残る印象がありますが、この目に登場人物の想いを詰め込んで演技をすれば、言葉がない場面でも訴えかける感情は伝わってくるのではないでしょうか。
理由③感情の抑揚を全身で体現する
舞台『鬼滅の刃』で禰豆子役を演じた高石さん。
舞台稽古では歌や踊りなどミュージカル要素もあり、あまりミュージカル自体の経験がない高石さんは勉強しながら練習に励んでいたそうです。
歌って踊るというミュージカル自体の経験がしっかりとは無かったので、どうしたら観ている方に伝わるのかを学べたらと思っています。
kukka
それが抑揚なのか、感情を入れることなのか、そのバランスなのか、いろいろ勉強させて頂いています。
歌って踊る舞台の練習をしてきたことで、見せかけではない表現力を身に付け、見る人にも感情の伝わる演技を演じられるようになったようです。
理由④カメレオン俳優を目指している
高石さんは過去のインタビューで「いろいろな色を出せる女優になりたい」と話しています。
――さらにその先、女優としてどのようになっていきたいと考えていますか?
誰もが知っているような女優になりたいですし、この役はこの人にしかできないと言っていただける女優になりたいです。
マイナビニュース
最近は元気な役が多いですが、カメレオンと言われるような、いろいろな色を出せる女優にもなりたいなと。
先のインタビューのほか
「無色透明で、どんな役にも染まることができる。カメレオンみたいな、そういう役者さんになっていけたらと思っています」
など、今後自分がなりたい女優像がしっかりと見えている高石さんです。
理由⑤演技が自然体
舞台経験の多い高石さんですが、映画に伴うインタビューで「舞台芝居」と”悪い意味で”言われることがあったのだそう。
舞台での演技は観客にみせるためにオーバーな表現をする必要があるのかもしれません。
主演で出演した映画『ベイビーわるきゅーれ』では「(演技が)すごいナチュラルだね」と言ってくれる人が多く「私的には成長できたと思います」と話しています。
高石さんの演技をみた人からも「演技が自然」との声があがっています。
演技が「自然体」だとの声が多いですね!
舞台でも映画やドラマでも、どの場面でも通用する演技力が高石さんにはあるようです。
理由⑥「芝居」の出来る人生が幸せと感じている
高石さんは物心がつき始めた保育園の頃から既にお芝居に興味を持ち始めていたようです。
――女優になりたいと思ったのはいつ頃からですか?
マイナビニュース
保育園に通っていた頃に『花より男子』を見て、その時からずっと「女優になりたい」と言っていて、卒業文集にも書いていました。
――今、本当にやりたかったことができているわけですね。
心からそう言えると思います。
もう幸せしかないです!
私の人生、芝居なので、芝居をさせてもらえている限りは生きていけると思います(笑)
生来のお芝居好きも手伝って心からお芝居を楽しんでいる様子が伝わってきます。
お芝居が好きという気持ちが演技ではなく本物だからこそ、見ている人に「上手い」「すごい」と思われる表現が出来るのではないでしょうか。
理由⑦共演した先輩との体験を大切にしている
先輩俳優の市川実日子さんと過去に共演した際に「市川さんが発する最後のセリフで毎回鳥肌が立ち、2人だけの空間になっているような感覚があった」と高石さんは話しています。
すると市川さんも「すごいビリビリするね」と話していて「お互い演技の中で通じ合えたという体感」を経験したとのこと。
演技で得られた貴重な体験を、高石さんは大切にしているそうです。
理由⑧心ありきで芝居をしている
高石さんは演技をしていく上で必要となる「泣く」お芝居について、先輩俳優にも意見を伺っています。
市川(先輩俳優の市川実日子)さんにはいろいろ質問もさせてもらって、
マイナビニュース
「泣くってどうやってやりますか?」ということも聞きました。
私は感情で泣くタイプなので、技術的に泣こうと思って泣けるようになりたいなと思って市川さんに聞いたら、
「涙は泣こうとして泣くものじゃない」
「心がなかったら無理」
とおっしゃって、なるほどなと。
心ありきでお芝居するものなんだなと改めて大切なことを学ばせていただきました。
これまでも泣くお芝居はしてきたのでしょうが、先輩にそのつど意見を乞う姿勢は、現状に満足していない高石さんのお芝居に対する熱意が感じられます。
理由⑨まだ自分は女優になれていないと感じている
高石さんは2018年にダンスボーカルグループのα-X’s(アクロス)を卒業し、2019年に女優として本格始動しています。
女優になると表明したものの、当時ははっきりした女優像がなくいつもどこかで「女優になりたい」と思い続けていたそうです。
自分がなりたい女優になれているのか考えていた時に、先輩俳優のインタビューを見て衝撃を受けたのだそう。
尾野真千子さんのインタビューを拝見したんです。
エルマガジェイビー
そのなかで尾野さんが「女優になりたい」と発言されていたのに、「こんな偉大な方でさえそう思うんだ!」って衝撃を受けました。
「私はまだ女優になれてないんだな」って気がラクになったんです。
今がゴールじゃなくて、これからどんどん高い場所を目指せるんだって。
高石さんの想う「女優」は、もっと高みにいる存在であると考えているようです。
常に現状に満足することなく、もっと高い場所を目指して日々邁進している高石さん。
演技が上手いのも納得です。
これからの演技に期待しています。
高石あかりの映画やドラマが大注目!
第15回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を受賞した高石あかりさん
高石さんが出演している映画やドラマで演技力・表現力の高さが評価され、2023年に行われた第15回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を受賞しています。
受賞したきっかけとなった出演作は『ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー』『Single8』『セフレの品格 決意』『わたしの幸せな結婚』などで、いずれの作品でも好演を果たしています。
高石さんは受賞に際し、2023年はお芝居をする時間が多かったと話しています。
「このような賞をいただき、とてもうれしく思います」とスピーチ。
オリコンニュース
7つ対象作に出演するほど、多くの作品に恵まれ
「多くの作品、人と関わらせていただいた。お芝居をする時間が多くてすごく楽しく、あっという間の一年でした。プレッシャーもポジティブに変えられる人間なので楽しい一年という記憶です」
と充実の表情で振り返った。
一年間の間に数多くの作品に出演し、女優としてもメンタル面や演技力共に成長できたと話していますね。
2024年の秋頃には『ベイビーわるきゅーれ3』と続編も公開予定となっていますので、映画の公開を楽しみに待っている人も多いでしょうね。
高石あかりwikiプロフィール
プロフィール
【名前】髙石 あかり(たかいし あかり)
【本名】髙石 あかり(たかいし あかり)
【生年月日】2002年12月19日
【出身地】宮崎県
【身長】160cm
【特技】歌・ダンス
【職業】女優
【ジャンル】舞台・映画
【活動期間】2014年-
【事務所】エイベックス・マネジメント
経歴
2014年に行われたavex主催のキッズコンテスト『キラットエンタメチャレンジコンテスト2014』にて、ナルミヤオンライン賞を受賞し芸能界入り。
2016年開催の『ミスiD2016』セミファイナリストとなる。
2016年4月から2018年3月31日まで、ダンスボーカルグループとしてデビューを目指す育成ユニットα‐X’s(アクロス)のメンバーとして活動し、2018年に卒業。
2019年4月に女優として本格始動することを発表。
2021年7月30日公開の阪元裕吾監督映画『ベイビーわるきゅーれ』にて、映画作品初主演。
主な作品
【テレビドラマ】
・ひまわりっ 〜宮崎レジェンド2〜(2022年5月16日 – 5月27日、テレビ宮崎) – 日高なのは(節子) 役
・墜落JKと廃人教師(2023年4月7日 – 6月2日、毎日放送) – ヒロイン・落合扇言 役
・わたしの一番最悪なともだち(2023年8月21日 – 10月12日、NHK総合) – 鍵谷美晴 役[16]※蒔田彩珠とW主演
【映画】
・ベイビーわるきゅーれ3(2024年秋公開予定)
・わたしの幸せな結婚(2023年3月17日、東宝) – 斎森香耶 役
・まどろみの彼女たち Perfect・Nervous(2024年2月9日公開予定) – 主演
【舞台】
・舞台『鬼滅の刃』 – 竈門禰󠄀豆子 役〈初代〉
舞台『鬼滅の刃』(2020年1月、銀河劇場 / AiiA 2.5 Theater Kobe)
其ノ弐 絆(2021年8月、銀河劇場 / 梅田芸術劇場 メインホール / TACHIKAWA STAGE
・地縛少年花子くん-The Musical-(2021年1月22日 – 24日、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール / 1月28日 – 31日、東京ドームシティ シアターGロッソ) – ヒロイン・八尋寧々 役
【書籍】
写真集
・髙石あかり 1st写真集「幻灯」(2024年2月発売予定、東京ニュース通信社)
まとめ
今回は高石あかりさんの演技が「上手い」「すごい」と言われる理由について調べてみました。
高石あかりの演技が凄いと言われる理由9選まとめ
理由①役に入り込む
理由②感情を目で表現する
理由③感情の抑揚を全身で体現する
理由④カメレオン俳優を目指している
理由⑤演技が自然体
理由⑥「芝居」の出来る人生が幸せと感じている
理由⑦共演した先輩との体験を大切にしている
理由⑧心ありきで芝居をしている
理由⑨まだ自分は女優になれていないと感じている
2023年にはこれまでに出演した数々の映画やドラマ作品での好演が認められ、第15回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を受賞されました。
まだ女優になれていないという高石あかりさんが、今後どのような女優さんになっていくのか楽しみです。
これからの活躍も楽しみです。