2024年1月26日に連続企業爆破事件で指名手配されていた桐島聡容疑者(70)とみられる男の身柄が、警視庁に確保されました。
桐島容疑者は数十年前から「内田洋(ウチダヒロシ)」の偽名を使い、神奈川県藤沢市の土木工事会社に住み込みで働いていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕時に末期がんを患っている桐島容疑者は、偽名の「ウチダ」と名乗り入院していたといいます。
入院となると、使用していた保険証はどこから確保したのか気になります。
【追記】神奈川県鎌倉市の病院に末期がんで入院し、今月25日に桐島聡容疑者を名乗った桐島聡容疑者が29日、死亡しました。
桐島容疑者の入院先や、逮捕後の治療費負担などについて調べてみました。
【画像】桐島聡のいる病院は鎌倉のどこ?
桐島聡容疑者が入院している湘南鎌倉総合病院
桐島聡の入院先は湘南鎌倉総合病院
桐島容疑者が入院している病院は湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市岡本1370番1)です。
湘南鎌倉総合病院
湘南鎌倉総合病院の地図(神奈川県鎌倉市岡本1370番1)
湘南鎌倉総合病院はがん治療センターの専門施設(オンコロジーセンター)を設けており、2020年4月1日付で「地域がん診療連携拠点 病院」に指定されています。
※地域がん診療連携拠点病院とは
住み慣れた地域で質の高い がん医療を受けられるよう、都道府県知事の推薦の下に厚生労働 大臣が指定するものです。
桐島容疑者が入院している病院はがん治療の最先端医療が受けられる場所のようです。
胃に末期のがんを患っているとのことですが、49年間に及ぶ逃走経緯など、事件解明の為にも事情聴取可能な状態でいてもらいたいですね。
病院内の様子
桐島容疑者は2024年1月に入ってから職場の同僚に付き添われ、神奈川県鎌倉市の病院を訪れて入院。
入院時、運転免許証や健康保険証など身分を示すものは所持しておらず「ウチダ」と名乗っていましたが、25日になって病院関係者に「自分は桐島聡」と明かしました。
末期の胃がんで容態は重篤、「最期は本名で迎えたい」とも話しています。
桐島容疑者は25日から公安部が事情聴取しているそうです。
警察は、本人と確認された場合でも病状などから逮捕せずに任意で捜査を続けるということです。
入院できたのは「ウチダヒロシ」だから
桐島容疑者は数十年前から「ウチダヒロシ」の偽名を使い、神奈川県藤沢市の土木工事会社に住み込みで働いていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
捜査員が会社に確認したところ、実際に長期間勤務していたことも確認されました。
公安部は桐島容疑者が県内で逃亡生活を送っていたとみられます。
会社側は桐島容疑者の可能性がある人物とは知らずに雇っていたようです。
雇い入れ当時から「ウチダヒロシ」の偽名を使っていた桐島容疑者は保険証は無かったのでしょうか。
住み込みで働く世代はシニアや40代・50代も多く、履歴書などの必要書類は不要、保証人不要、住所(家)がない人でも採用されるようです。
もしそういった経緯で土木会社に雇われていた場合は、保険証も作っていなかったかもしれませんね。
身分証を偽造していた可能性もありますが、現在わかっている情報は「保険証を提示せず入院した」ということですので、今後の調査で真実が分かり次第追記していきます。
【追記】桐島聡容疑者は1年以上前からがんを患い、自費診療で通院していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
身元を隠して「内田洋(ウチダヒロシ)」の偽名で生活し、健康保険に加入できなかったようです。
治療費の負担先は?
連続企業爆破事件当時の映像
現在、桐島容疑者は保険証を提示しないまま入院しているそうです。
保険証を提示しないままがん治療を受ければ費用は10割負担、金額は100~数百万に及ぶのではないでしょうか。
逮捕・拘留中の医療費は大部分が公費負担となるようですが、現在桐島容疑者は任意で事情聴取をしている為、現時点で税金を使って治療しているとは言えません。
今後逮捕されれば、医療費の負担先は公費(税金)から出されることとなります。
みんなの声
医療費の負担先(自費か税金なのか)についてSNSで交わされている声を紹介します。
自ら「自分は桐島聡」と名乗った背景には、高額な医療費があった為なのでしょうか。
今後の進展がわかりましたら追記致します。
桐島聡wikiプロフィール
桐島聡
プロフィール
名前:桐島聡(きりしま さとし)
生年月日:1954年1月9日
出身地:広島県
最終学歴:明治学院大学
罪名:爆発物取締罰則違反
身体特徴:身長は160cm位で強度の近視、足が細い、広島弁、顔にニキビの跡がある、唇が厚い
経歴
東アジア反日武装戦線のメンバー。
同派による連続企業爆破事件の容疑者として全国に指名手配されていた。
1975年4月18日、東京の銀座の韓国産業経済研究所の入口に手製の時限信管付爆弾を仕掛け翌日に爆発させた。
これによってビルの一部が損壊した。
警視庁は本事件を中央区内連続企業爆破事件とも呼んでいる。
爆弾は同グループが出版した腹腹時計に掲載したもので、同グループで薬剤師資格を持つ大道寺あや子が勤務先から横領した薬品などを使って製造したものが使われた。
それ以外にも数々の爆破事件に関与した。
1975年5月19日に東アジア反日武装戦線の主要メンバー7人が逮捕されたのを契機に逃亡。
1975年5月に桐島は警視庁公安部に爆発物取締罰則違反で指名手配された。
東アジア反日武装戦線のメンバーの中で、一度も逮捕されていない唯一のメンバーであった。
起訴後にダッカ日航機ハイジャック事件により国外逃亡した大道寺あや子と共犯の事件に関しては刑事訴訟法254条2項の規定により共犯者の公判中という形で公訴時効が停止している。
東アジア反日武装戦線の中で、前科がないただ一人の人物でもあった。
連続企業爆破事件当時の映像
桐島聡の共犯者は大道寺あや子
大道寺あや子は桐島聡と同じ東アジア反日武装戦線のメンバーです。
大道寺あや子って誰?と思われる方も多いと思いますので、下記に簡単にまとめました。
大道寺あや子
東アジア反日武装戦線では「狼」班に参加し、三菱重工爆破事件などの連続企業爆破事件を起こす。
三菱重工爆破事件では時限爆弾設置現場の見張り役を担当した。
組織内でのコードネームは「アサカワ」。
1975年5月19日に爆発物取締罰則違反で逮捕された。
逮捕の間際に、青酸カリで自殺を図ったが、捜査員に阻止された。
東アジア反日武装戦線では「狼」班に参加し、三菱重工爆破事件などの連続企業爆破事件を起こす。
三菱重工爆破事件では時限爆弾設置現場の見張り役を担当した。
組織内でのコードネームは「アサカワ」。
1975年5月19日に爆発物取締罰則違反で逮捕された。
逮捕の間際に、青酸カリで自殺を図ったが、捜査員に阻止された。
1977年、日本赤軍によるダッカ事件で、超法規的措置で釈放・出国。現在も国際手配中である。
1994年6月、偽造有印私文書行使の容疑でICPOを通じて国際手配となった。
大道寺あや子
大道寺あや子容疑者は学生時代成績優秀、星薬科大学卒業後は都内の病院で薬剤師として勤務し、その後試薬会社へ転職。
試薬会社への転職は爆弾に使う薬品を入手する為だったようですが勤務態度は非常に良好。
周囲からの評価も高かったようです。
その為か、彼女が爆破犯として逮捕された後も勤務していた会社の社長は『日本女性の美徳をすべて備えた女性だった』と称していたそうです。
尾行した刑事も『彼女が一生懸命生活しているのがよくわかるんで、何かとっても哀れだ』と言っていたといいます。
日頃の勤勉な生活態度や大道寺容疑者の容姿も美人だった為、逮捕時は「狂信的な過激思想の夫に従い協力させられていただけなのでは」という同情論もあったほどです。
今なお海外で逃亡中の大道寺容疑者ですが、桐島容疑者が逮捕となった今後の動きにも注目していきたいと思います。
桐島容疑者は現在も国外逃亡中の大道寺あや子と共犯の事件に関しては刑事訴訟法254条2項の規定により共犯者の公判中という形で公訴時効が停止しており、連続企業爆破事件の時効は失効していません。
まとめ
連続企業爆破事件当時の映像
2024年1月26日に桐島聡容疑者(70)とみられる男の身柄が、警視庁に確保されました。
現在は湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市岡本1370番1)に入院しています。
桐島容疑者は数十年前から「ウチダヒロシ」の偽名を使い、神奈川県藤沢市の土木工事会社に住み込みで働いていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕時に末期がんを患っている桐島容疑者は、保険証を提示しないまま偽名の「ウチダ」と名乗り入院しているといいます。
今後逮捕されれば、医療費の負担先は公費(税金)から出されることとなります。
新しい情報が今後入り次第追記します。
【追記】神奈川県鎌倉市の病院に末期がんで入院し、今月25日に桐島聡容疑者を名乗った桐島聡容疑者が29日、死亡しました。
桐島聡容疑者は1年以上前からがんを患い、自費診療で通院していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
身元を隠して「内田洋(ウチダヒロシ)」の偽名で生活し、健康保険に加入できなかったようです。
※大道寺あや子容疑者の記事はこちらになります。
【画像】大道寺あや子が美人でかわいいとの噂を調査!桐島聡と共犯の事件は何?